岡山で設計事務所で家を建てる

設計事務所で家を建てるという方法は
あまり浸透していない選択肢かもしれません。

設計事務所で建てるといっても
施工は工務店が行うので実際に建てるのは工務店です。

分離発注といって、工務店を介さずに
施主さんが直接業者(大工、電気屋、水道屋など)を選定し
それぞれと直接契約する方法もありますが
それはまた別の機会にまとめてみたいと思います。

そして、設計事務所と言いながら
施工機能をもつ設計事務所や
工務店でも設計部門を持っている会社もあるので

設計事務所=設計業務だけでも仕事を請ける
工務店=施工だけでも仕事を請ける

という感じかな、と個人的には思います。
(この区分にあまり意味はありません)

設計事務所で家を建てるとなると、
工務店に払う金額とは別に、設計料・設計監理費用が発生します。
もちろん設計事務所を介さずに工務店のみで家を建てるとしても
図面を描き、申請などの業務は必ずありますので
全くゼロからのプラスではないですが、少し割高になります。

その価値を見出していただく為に
丁寧に、細かなところまで検討し
私たちは図面を描くのです。

つづく

根まわし

本日は植木屋さんに行ってきました。

事前にイメージし、
建物に合う形状の植栽を選定するのですが
もちろん木はそれぞれで形が違うので
出会いというか、その時々に
植木屋さんにいる木たちを見て
改めて配置を考えていきます。

そんな植木屋さんに並んだ木たちは
山から移してくる際、移した先でも元気に育つように
移植前に太い根っこを切り
新しい元気な根を出させます。

この作業を『根まわし』といいます。

仲間を集める水面下での動きや
物事の事前打ち合わせを意味する、根まわし。
元々はこの作業から来ています。

このように建築用語や、造園用語が転じて
一般的な使われ方をしているものがたくさんあります。

そういったものも語源を知るとおもしろいですね。