2023年


2022年はスタッフの柴田が一級建築士試験を受験し
見事ストレート合格

受験者のレベルも高く、そこから合格するのは極僅か。
ましてや一年で合格するのは受験者全体の5%程度です

もちろん木造住宅を設計するのであれば二級建築士で可能ですし
資格が仕事をするわけではありませんが
2023年からは一級建築士コンビで更にいい仕事をしていきたいと思います

2022年は住宅ももちろんですが店舗工事を色々とさせて頂きました

人気店のAXCIS CLASSICや、湯郷温泉の竹亭の改装

新規オープンした岩田町のSOU、京橋町のマッキアは
どちらもあっという間に人気店になりました

昨年のことにはなりますが、これらの店舗や
昨年完成させた素敵な住宅も少しずつ振り返って
ご紹介していきたいと思います。

さて、今年はもう少し住宅にウエイトを置きたいと思いますが
楽しい店舗工事の案件が既に動き出しています。

2023年もいい年になりそうです

松原

新事務所

半年ぶりくらいの投稿となってしまいました。

コンフェットでは現在、庭瀬の家、祇園の家
の新築工事が進行中です。
この秋には倉敷市で新築工事が着工する予定です。

庭瀬は聞き馴染みがあると思いますが
祇園と言うと岡山市内にそんな土地があるの?と
岡山在住でもご存知ない方が多くいるように思います。

総社宮、グリーンシャワーの森と言うと
ピンと来るでしょうか。
旭川の土手を北にあがっていったところです。

この祇園の家は私の自邸で、問屋町にある事務所も
こちらに移す計画にしています。
年内に完成して、年明けに完成見学会を行いたいと思っています。

左官下地

工事中の店舗工事の確認に行ってきました。

部分的な改修なので工期は約2週間ほど。
週明けには概ね終了するので
左官屋さん、電気屋さんに現場に来てもらい
残りの作業の確認を行いました。

壁に貼っている木は、左官仕上げの下地なので
見えなくなってしまいますが
大工さんがいつも丁寧に貼ってくれるので
このまま仕上げとして見せてもいいんじゃないかと
いつも思ってしまいます。

下地がきれいだと美しく仕上がるので
今回も仕上がりが楽しみです。

土のにおい

新しい現場がはじまりました。

岡山市の庭瀬で、現在住まれている住宅を倒し
新しい家をつくっていきます。

解体工事の初日は、カーポートを撤去して
重機の侵入スペースを確保し
家の中の扉や窓を一枚ずつ運び出していきます。

解体工事と言うと、
大きな重機でグシャッと
家を壊しそうなイメージですが
分別を行うため、順番にパーツを分けていきます。
瓦、木材、鉄、アルミ、プラスチック、ガレキ
屈強な男たちが、丁寧に、手作業で。

元々こちらのお庭には沢山の木が植えられていて
松、梅、槇、椿と樹種も豊富で
ビワ、金柑などの果樹もあり小鳥もよく飛んでいました。

残すものもありますが、計画上倒してしまうものもあり
それらは根っこから掘り起こし、処理場で破砕し
燃料のチップになります。
なので、根っこは土をしっかり落とし
トラックに積まれていきます。

そんな作業を見ていると
ふと、とても好きな匂いがすると感じました。
土の匂いでした。

その匂いを嗅いだ瞬間、中学生の頃に
就業体験で一週間ほど牧場に通った日々が思い出されました。

お家をつくらせてもらう時は、庭もつくるのですが
その時に嗅ぐ新しい土の匂いとは、また違った匂い。
きっとよく手入れがされていて肥えた土なのだと思います。

この土の匂い、好きだなぁ。
マスク生活が長く続き、嗅覚が刺激されることも減っている中で
余計にそう感じたのかもしれません。

夏の完成へ向けて、工事は進んでいきますが
きっと新築したあとも、素敵な庭ができて
小鳥ちゃんたちも戻ってきてくれると思います。

岡山市中区にて

岡山市中区に新築住宅を計画中の土地に行ってきました。

現場を見て、周辺環境を確認し
そこからプランニングを始めるわけですが
出来上がったプランを持って
再度現場を訪れます。

当初訪れた時に感じていたことに、間違いがなかったか
そして、プランをその土地に当てはめた今だから感じられる
新たな気づきはないか。

まだ何もない土地の上で
各部屋での生活をなぞりながら想いを巡らせます。

この家もまた、いい家になりそうです。

某カウンター工事

昨日の暖かさは一体どこへ。
寒い中で食べる雪見だいふくが好きです。
松原です。

1月もあっという間に終わってしまいました。
そして、また新しい店舗工事が始まりました。

今回は部分的な改修ですが、そのメインとなる
窓とドアをつくって貰う鉄屋さんと打ち合わせに。
オーダーメイドでつくる窓は細かな部分も思い通りになるがゆえに
打合せも綿密に行っていきます。

店舗工事では、打ち合わせ時に想定でしかなかった
既存の壁や天井の内側が
工事が始まり、解体してみて初めて明確になるので
そこから細部の調整を行わなければなりません。

また、住宅工事とは違い
短期間での工事となることがほとんどなので
スピード感を持って臨機応変に対応しなければならない為
実力が試されるような気がします。

昨日今日で解体が終わり、指針も決めることができたので
完成へ向けて着々と進めていきます。

お家づくりの始め方

本日も春先に工事を行う2件の打ち合わせを行い
怒涛の打ち合わせ週間が終わりました。
今週はもう仕事を終えたいところですが
夏に着工予定の物件の計画図面を作成している松原です。

建築をつくるには、何度も何度も調整が必要です。
一つ物事を決めると、それに付随するさまざまな事が決まって来ます。
そして順番に決めていったあとには
一番最初に決めたことがピッタリ合わなくなっているのです。
この作業をまぁこの辺りでいいか、と終わってしまうのか
とことん丁寧に突き詰めて行うかで仕上がり具合が変わってきます。

スケッチをして、ある程度イメージができると
図面を作成して整合性をとっていきます。

そして3Dに起こして調整していきます。

住宅づくりでは施主様の住まい方の希望をベースに置きながら

まず、一番大切にしている温熱環境を考えていきます。
いかに太陽光を取り込むか。
HEAT20のG2クラス、Ua値4.6はもちろんクリアしながら
より快適に省エネに暮らせるように建物形状を考えていきます。

そうした思考を重ねていく中で構造的なバランスをとり
そこにもともと建っていた様な、自然で端正な佇まいに整えてきます。

3Dに起こしたあとも、図面やパースに筆を入れ
また、再度スケッチを描き
調整に調整を重ねて、最高の家をつくりあげていくのです。

あたらしいお店のつくり方

今週は移動が多く、エネルギーが潰えそうですが
楽しい打ち合わせ続きで、なんとか踏みとどまっています。
週末にはサウナに行きたい松原です。

新しい現場の下見に行って来ました。
これから提案なので、まだどうなるか分かりませんが
岡山にまた素敵なお店がひとつ、増えそうです。

現場の周辺を歩き、その街の空気を吸う。
店主さんと会話をし、その人の雰囲気にくるまる。

事務所に戻って現地で感じたイメージを反芻し
図面におこし、スケッチを描き
どうすればその人に似合うお店になるかを考える。

その人がそこにいるのが当たり前で
店主と一体となれる店。

お客さんが自然と足を運び、素敵なひと時を過ごす。
そしてそこでは店主がひと際 輝いて見える。
店主に惹かれて、またお客さんが訪れる。

そのような空間を想像しながら
何度も何度も頭の中で練り直すのです。

木造軸組パネル工法の平屋


今日は現場での打合せでした。

昨年着工したL字の平屋、
春の完成へ向けて工事が進んでいます。

この物件は、パネル工法を用いています。

プレハブのハウスメーカーの家づくりは
工場で作った『壁』を現地へ運び
組み立てていきます。

それに対して昔ながらの
木造軸組工法と言われる工務店が行う家づくりは
『柱』や『梁』といった部材を現場に持ち込み
現地で組み立てていきます。

その木造の軸組をある程度、工場で組み立て、壁にし
現地で組立てるようにしたのが
木造軸組パネル工法です。

本物件についての記述がここまで全くできていなかったので
これからの進行状況と併せて、少し振り返りながら
ご紹介していければと思います。

完成

今日は会いたかった方と、初めてお話をさせて頂き
また、会いたかった方たちと4年ぶりに再開をし
コロナ禍で思うように動けない中
人と人との繋がりの大切さを、あらためて感じている松原です。

さて、本日は昨日出来上がったクッションを湯郷温泉の現場まで搬入し、
全ての工事が完了しました。

しっとりと落ち着ける空間に仕上がったと思います。

出来てしまうと小さなスペースですが
実際に手を動かしてくれる大工さんには、
今回も細かい注文をたくさん出してしまいました。

毎度難しいことを言って、とこちらの表情を覗いながらニヤリとし
おお、やってみようか、と快く取り組んでくれる恒例のやり取りを経て
一つずつ丁寧に作業を進めてくれます。

設計する者として、一人よがりのモノづくりにならないように。
職人さんがつくりたいと思えるようなモノを信頼関係の下、共につくっていく。
そうしなければ、そのモノづくりは続かないし、発展していかない。

そんな事を、あらためて心に刻みながら岡山へと帰ってきました。

年末にはお客さんとして、ゆっくりと再訪し
忘年会をして、立派な露天風呂に浸かりたい。
早くも年末のことを思い浮かべます。

その頃にはもう少し、世界が落ち着いているといいなぁ。