木造軸組パネル工法の平屋


今日は現場での打合せでした。

昨年着工したL字の平屋、
春の完成へ向けて工事が進んでいます。

この物件は、パネル工法を用いています。

プレハブのハウスメーカーの家づくりは
工場で作った『壁』を現地へ運び
組み立てていきます。

それに対して昔ながらの
木造軸組工法と言われる工務店が行う家づくりは
『柱』や『梁』といった部材を現場に持ち込み
現地で組み立てていきます。

その木造の軸組をある程度、工場で組み立て、壁にし
現地で組立てるようにしたのが
木造軸組パネル工法です。

本物件についての記述がここまで全くできていなかったので
これからの進行状況と併せて、少し振り返りながら
ご紹介していければと思います。

完成

今日は会いたかった方と、初めてお話をさせて頂き
また、会いたかった方たちと4年ぶりに再開をし
コロナ禍で思うように動けない中
人と人との繋がりの大切さを、あらためて感じている松原です。

さて、本日は昨日出来上がったクッションを湯郷温泉の現場まで搬入し、
全ての工事が完了しました。

しっとりと落ち着ける空間に仕上がったと思います。

出来てしまうと小さなスペースですが
実際に手を動かしてくれる大工さんには、
今回も細かい注文をたくさん出してしまいました。

毎度難しいことを言って、とこちらの表情を覗いながらニヤリとし
おお、やってみようか、と快く取り組んでくれる恒例のやり取りを経て
一つずつ丁寧に作業を進めてくれます。

設計する者として、一人よがりのモノづくりにならないように。
職人さんがつくりたいと思えるようなモノを信頼関係の下、共につくっていく。
そうしなければ、そのモノづくりは続かないし、発展していかない。

そんな事を、あらためて心に刻みながら岡山へと帰ってきました。

年末にはお客さんとして、ゆっくりと再訪し
忘年会をして、立派な露天風呂に浸かりたい。
早くも年末のことを思い浮かべます。

その頃にはもう少し、世界が落ち着いているといいなぁ。