建築は6つのSで構成されていると言われます。
1.STUFF(家具)
2.SPACE PLAN(間仕切り)
3.SERVICE(設備)
4.SKIN(外壁)
5.STRUCTURE(構造)
6.SITE(敷地)
これらは層となり、
下に記載したものほど外部へ、
上に記載したものほど建物の内部に存在します。
また、下に記載したものの方が
循環のサイクルが長いと言えます。
たとえば敷地は普遍的に存在します。
家具や調度品は10年で買い替えるかもしれませんが
構造体や外壁は数十年そのままです。
つまり、間取り(2)を考えることも大切ですが
外壁(4)や構造体(6)をより長く持たせることが大切です。
『設計事務所』や、『デザイン』という言葉から連想されるのは
上質な空間、センスのよい内装というところかもしれません。
しかし、そこで止まってしまってはいけません。
敷地を読み解き、設備の配管計画や
構造体を長く持たせる方法を考えるのです。
6つのS、全てを踏まえて計画することが
建築設計事務所の仕事なのです。